親として渋幕の過去問を解いてみて思ったこと。 | 東葛育児録
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親として渋幕の過去問を解いてみて思ったこと。

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中学受験

千葉県の中学受験といえば、あの日テレの水卜アナを輩出した渋谷幕張の存在感は圧倒的です。昔から難しかった記憶はありますが、今では東京御三家に並ぶというか開成に次ぐレベルであり、全国的にも最難関校の一つです。東大合格者も現役で多数出ています。

親戚が通っていたため、当時から先進的な校風であったことは把握しています。子供が中学受験をするのなら、できることであれば入れてあげたいところです。

ということで、渋幕に入学するにはどのような問題をどのくらい解けるようになればいいのか、これからどのような勉強を積み重ねていけばよいのかを確認するため、赤本(過去問)を入手し、実際に解いて分析してみました。

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渋幕の過去問の特徴

渋幕の入試データを確認し、問題を実際に解いてみると、渋幕が求める人材像がよくわかります。
それは渋幕の校訓として有名な、「自調自考」のできる人材です。

入試問題の構成をみれば、そのことがはっきりとわかります。

渋幕の問題の全体的な傾向として、以下の特徴があります。

・合格点は半分程度。教科ごとの足切りがない
・難易度の高い応用問題ばかりであり、典型的な問題、単に知識を問う問題は少ない
・捻った意地悪な問題や、難しすぎる問題もない
・知識が足りなくても読解力や理解力があればカバーできる

これがどういう結果を生むかと考えると、広く浅く知識を蓄えているだけでは点が取れません。表面的な知識は求められておらず、わざわざ問題文に公式が書かれていたりするほどです。

また、合格点が低いため、苦手な分野があったとしても致命傷にはなりません。ものすごく得意な分野があれば、そこで得点を積み重ねることができます。普通の模試でそれほど高得点が取れない子でも、地頭のよい子や得意分野のある子なら、もしかしたら合格できるかもしれません。

とはいえ、基礎的な読解力(国語力)、計算力は重要です。どの科目も問題文は長文であり、素早く正確に内容を読み取れないと時間も足りません。正確な計算ができないと、算数の応用問題だけでなく、理科の点数も伸びません。ちょっとしたテクニックで得点を伸ばせないかと思って調べてみましたが、そういう小技もほとんど通じません。

全体的に、本当によくできた入試問題だと感心しました。現時点の私は合格点は取れましたが、この試験で合格点をとる小学六年生は賢いし、最高得点をとるような子供は本当にすごいと思います。

渋幕に合格するために必要なこと

渋幕の入試データを見ると、偏差値の割に入試の倍率が高くない点を不思議に思っていましたが、問題をみて謎が解けました。学力が高くないと、過去問をみるだけで心が折れるからです。そうならないよう、息子には、受験が近くなるまでは過去問を解かせないようにしようと思いました。

とはいえ、渋幕に合格することは不可能なことではありません。渋幕に合格する子は、俗にいう、地頭の良い子です。詰め込みのスパルタ教育で何とかなるものではありません。生まれ持った才能もある程度は必要でしょう。しかし、ある程度の才能があれば、その能力をうまく伸ばしてやることにより、合格の可能性を高めることはできます。

親としてしたいのは、国語・算数の基礎力を育みつつ、興味をもったことに材料を提供してあげることです。今回、過去問を解いてみたことで、息子に今後どんな教育をしていくべきかがよくわかりました。それは渋幕に合格するためだけでなく、子供の将来にとっても役立つことと思います。

何を教えるべきか、ここには細かいことまでは書きませんが、子供を渋幕に入れたいという方は是非、早いうちからご自身で渋幕の過去問に目を通してみることをお勧めします。

渋幕の過去問はこちら(Amazon)

新3年生からの受講を検討している Z会 小学生向け講座も、効果的と思いました。

参考図書

参考までに、私が子供の能力を伸ばすために利用しようと思っている教材をいくつか紹介します。

国語力を伸ばす、タイトルどおりの定評ある本です。

図形をイメージできる能力も重要でしょう。

科学的に考える習慣を身に付けるために。

これはライバルを増やしたくないので載せるか悩みましたが、歴史の流れや背景だけでなく、日本文化や経済まで理解が進む良書です。

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