私は千葉県の中高一貫校出身で、中学受験で中学から入学しています。
千葉県北西部の中学受験で人気の高い学校は、渋谷幕張、東邦大東邦、市川学院、昭和学院秀英など、中高一貫校ばかりです。
うちの息子は学歴が求められそうな職業を目指しているため、中高一貫校の中学受験を検討しています。
ここでは、中高一貫校のメリットは何かを、経験者として書いてみたいと思います。
高校受験しなくてのんびりできる
正直なところ、中学受験は大変でした。遊びたい盛りの小学校高学年で、受験勉強を理由に友達と遊べないことも多々あったからです。
塾にも面白い友達がたくさんいて世界が広がったとは思いますが、できればやりたくはありません。
でも、その代わりに高校受験がないことは本当にラクでした。
学校の授業にそれなりに付いていくことは難しくないし、好きなことに好きなだけ時間をかけることができたのは良かったと思っています。
カリキュラムに余裕がある
中高一貫校ではやや先取り気味にカリキュラムが組まれており、高校2年生で高校3年生までの学習内容がほぼ終わっていたと思います。
高校3年生になると受験勉強に特化できるので、1浪している人並みに大学受験に備えることができるわけです。
時間に余裕があるので、大学受験の勉強もゴリゴリにやらなくてすみました。
一貫校では高校から入学する生徒もいましたが、みな厳しい受験を終えたうえにハイペースで授業を進めていかないといけないので、大変そうでした。高校から入る生徒は大人びて真面目で勉強熱心な人が多く、明らかに空気が違いました。内部生は授業の進行が遅くてよいのでのんびりしていて、高校から入る生徒たちからはややバカにされていましたが、最終的な大学受験の結果は大差がなかったような気がします。
予備校に行かなくても大学に行ける
進学校に行ってよかったのは、予備校に行くことなくそれなりの大学に合格できたことです(ほとんどの人が予備校に通っていましたが)。
中学受験は特殊なので専門の学習塾に通わないと合格できませんが、大学受験の内容は高校の教科書が基本であり、進学校であれば必ずしも予備校に通う必要がありません。
大学受験の科目別の参考書は大手塾のトップ講師が書いた良書がかんたんに手に入るので、自分でそれに取り組んだほうがよほど効率的だったりもします(できる人は)。
私の場合、自分でできると思って自分で学習計画を立てて勉強していたら成績も問題なかったので、最後まで予備校に通いませんでした。
ただまったく通わないのは少し心配だったので、Z会の通信講座は一部利用していました。
通信講座ではライバルたちのレベルがわかるし、非常に良い問題が掲載されていたので、これは取り組んでいてよかったと思っています。