ニワトリというと、年配の方や一部地方の人は飼った経験があったりしますが、一般の人は意外と知りません。
1980年代生まれの私の世代では、小学校で雄鶏を飼っていたり、動物園のふれあいコーナーで見たりしたものですが、鳥インフルエンザの影響か、最近の小学校や動物園では飼育していないところも多くあります。
ニワトリは世界人口の3倍ほど、地球に230億羽ほどいる、食生活に欠かせない存在です。ファミマに行けば目にするし、ヒヨコのキャラやスタンプなども頻繁に目にしますが、実際に見たことのない人は増えているのかもしれません。
そんなニワトリについて、かくいう私も、飼育するまでは全然知らなかったのですが、知って驚かされたことがたくさんありました。
ここでは、ニワトリの基礎知識として、その大きさとニワトリの一生を紹介したいと思います。
ニワトリの大きさはどのくらい？
成鶏のサイズはというと、品種とオス・メスの違いによって結構な差があります。
ふれあい動物園などで見るニワトリはチャボなどの小型の種類が多いため、採卵鶏などのニワトリを見ると、意外と大きいことに驚かされるかもしれません。
品種・性別ごとのおおよそのサイズは以下のとおりです。
名古屋コーチン（卵肉兼用の地鶏）
メス 2kg超、オス 3kg前後
ボリスブラウン（赤玉の採卵鶏）
メス 2kg前後
チャボ（ペット・鑑賞用）
メス 0.6kg、オス 0.7kg
ウコッケイ
1.5kg
天草大王（国内最大級の地鶏）
メス 4.4kg、オス 5.3kg（最大は約 7 kg、背丈 90cm）
ちなみに、よく見るカラスの体重は 0.6 kg 程度です。
参考までに、わが家のボリスブラウン（メス）は、ほぼ成長が止まった現時点で、以下の姿です。
測ってみると、くちばしから尾までの横幅が約40cm、地面から頭までの高さが約50cm でした。
体長で見るとカラスとあまり変わらない大きさですが、カラスは飛ぶために細身で軽いため、体重は 0.6kg ほどしかないそうです。
ニワトリの一生・寿命
ニワトリの卵の大きさは、だいたい 60g 前後です。この卵から産まれたヒヨコも同程度ですが、1カ月ほどで中雛となり、大雛を経て、150日ほどで卵を産むサイズになり、その後は少しだけ成長して成長が止まります。
ニワトリの寿命は環境次第ですが約 10 年といわれています。
とはいえペット以外のほどんどのニワトリは、生後 50日～1年半くらいで生涯を終えます。。
