クワガタ飼育でコバエの脱走を防ぐ方法

カブトムシ・クワガタ

以前、コバエを発生させない飼育法について書きましたが、これは成虫のことです。今回は、長期にわたるクワガタの幼虫飼育においてコバエが部屋に逃げ出さないようにする方法について紹介します。昆虫飼育について家族の理解を得るために重要なことです。

コバエは二種類いる

一口に小バエといっても、実はたくさんの種類があります。大きく分けると、ショウジョウバエとキノコバエです。これらは生態がまったく異なるため、この判別を間違えるとコバエ対策グッズを使用してもまったく効かない、ということになります。

ショウジョウバエは一般的なコバエで、腐った食べ物などに沸くものです。よく見ると、小さいハエの形をしています。このハエはキノコバエと比べると小さいすき間を通れないため、比較的防ぎやすい種類です。

一方、キノコバエは腐葉土や木クズ中の菌糸などを食べて育つコバエです。クワガタムシの幼虫飼育で問題になるのは主にこちらです。小さいすき間を通ることができ、大量発生している地域では窓を閉めていてもサッシのすき間から大量に侵入してくることがあるほどです。よく見るとハエというより蚊に近い形をしています。大量発生するものの、成虫の寿命は短く、明るい場所に集まってすぐに死んで落ちます。

昆虫専門店などには、コバエを防ぐと言われるケースが販売されています。コバエシャッターやクリアースライダーなどです。でも、これらはショウジョウバエは防げても、キノコバエを完全に防ぐことは困難です。

次の画像は、キノコバエが発生したクリアースライダーのフタを閉め、大きいクリアースライダーに入れた結果です。

キノコバエの発生を減らす方法

キノコバエの発生を防ぐことは非常に困難です。販売されているマットにも潜んでいることが多いからです。このため、発生を防ぐよりも、大量発生を防ぐことや、発生してしまったキノコバエが部屋に逃げ出さないようにするほうが大事だと考えています。

ちなみにマットを冷凍してから使用するという方法もあるようですが、家の冷蔵庫に入れることは抵抗があり、試したことはありません。

キノコバエの発生を減らす方法をいろいろ試してみて効果があったのは、次の 2 つの方法です。

ハエトリグモを入れる

ハエトリグモとは、よく住宅内に侵入する小型のクモです。名前のとおりハエを捕まえる能力に長けており、キノコバエのよい天敵になります。クワガタ幼虫に害を与えることなくキノコバエを抑制する効果が期待できます。家にいない場合でも、草が生えているあたりをガサガサしていればすぐに見つかります。

粘着式のハエ取りを入れる

Amazon などで購入できる、粘着式のハエ取りも効果があります。ケース内では、吊るさなくても、少し引き延ばして土の上に置いておくだけで捕まえることができます。

キノコバエの脱出を防ぐ方法

これはケースでの対応は困難です。菌糸ビンなどの飼育ビンはきちんとフタを閉めれば大丈夫そうですが、本当に大丈夫なのか、今度確認したいと思います。

一番かんたんな方法は、飼育ケースごと細かい目の洗濯ネットに入れてしまうことです。これは百円ショップで入手できます。観察しにくくなることが難点ですが、ケースから脱出してもネット内で死んでくれるので、部屋への脱出はかなり防げるように思います。

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