7 月になると成虫になったノコギリクワガタやカブトムシがぞくぞくと出てきて個体数が増えるので、よく見つかります。森へちょっと見に行くと、日中でも毎回何かしら見つけることができます(タイトルは採集としていますが、ほとんどリリースしています)。
ここでは、2018 年 7 月に見つけたカブトムシ・クワガタについてメモしておきたいと思います。有名でないポイントは明示しませんので悪しからず。
7月初旬のアンデルセン公園
アンデルセン公園では、隠れていたカブトムシを 2 匹ほど捕まえることができました。
この方法は、「アンデルセン公園でカブトムシを捕まえる」に詳しく書いたとおりです。
7月初旬の某市民の森
ここは針葉樹ばかりであまり居そうな雰囲気ではないのですが、クヌギかコナラの大木が何本かあり、倒木もそのまま放置されているため、ノコギリクワガタとコクワガタをよく見かけます。
昨年は日中に針葉樹に飛んできたノコギリクワガタもいました。
朝方 6 時頃(本当はもっと早い時間がお勧め)に行くと、シラカシの樹液をなめているノコギリクワガタとコクワガタが見つかりました。
こちらはまた別の、株元の落ち葉の下に隠れていたノコギリクワガタです。
よく見ると鳥に突かれたような穴が開いていましたが、元気です。
7月中旬の某市民キャンプ場の森
ここはいかにもカブトムシとクワガタが居そうな森ですが、これまで意外と見かけることはありませんでした。
樹液が出ている木もたくさんありますが、マナーの悪い採集者が残した傷やトラップが多いので、採集圧が高いのかもしれません。
朝 6 時頃に行ってみたところ、カナブンに混じってカブトムシのメスが樹液をなめているのを見かけました。
小さな樹液にはコクワガタ(オス)も居ました。
ちなみにこの森の樹液にはスズメバチがいることも多くあります。急に接近してしまうことがないよう、注意が必要です。夏もお盆頃からはスズメバチの攻撃性が増し危ないので、行きたくありません。
参考:「スズメバチに刺されないためにできること」
7月中旬の鎌ヶ谷市内のとある公園
ここはクヌギかコナラの大木がまばらに植えられていますが、整備が行き届いていて、落ち葉や木の枝はきれいに片づけられてしまっています。そのため特に期待していなかったのですが、驚くような光景を見ました。
写真はないのですが、一本のクヌギ(コナラ?)の大木に、オスのカブトムシが 10 匹も付いていたのです。それも夜や早朝ではなく、 16 時とまだ明るい時間です。樹液が見えるわけでもないのに、株元から 1.5m くらいまでの高さの位置までの間に 10 匹もくっついていました。ほかの木には一匹もいなかったので、そこは特別な場所なのでしょう。
猛暑のため昆虫採集している子どもが少なく、気づかれずにいたようです。どこか落ち葉をまとめているところから大量発生しているのかもしれません。
育てきれなくなった人が放虫した直後だった可能性もありますが、周辺には飼育グッズのゴミなどはなく、カブトムシの死骸も落ちていたので、たぶん野生です。
藪に入らず、日中にこんなに簡単に大量のカブトムシを見つけることができるとは意外でした。今年はカブトムシが多い年なのかもしれません。