野外採集コクワガタの産卵セットを割り出してみた | 東葛育児録
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野外採集コクワガタの産卵セットを割り出してみた

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カブトムシ・クワガタ

今年 6 月に息子が近所で採集したコクワガタ(♀)と、去年採集してから飼育を続けているコクワガタ(♂)とで産卵セットを組んで 2 カ月が経過したので、割り出してみました。

お金をかけないテキトーなやり方ながら、結果として約 20 匹の幼虫を見つけることができました!

クワガタの繁殖には成功したことがありませんでしたが、息子がやりたがっていたので、今回はちゃんと本などで下調べをしてから挑戦してみました。

これがなかなか面白く、息子も大喜びだったので、その概要を紹介したいと思います。

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コクワガタの飼育がお勧めできる理由

コクワガタは飼育がかんたんで野外採集もしやすいので、野生クワガタの繁殖入門に最も適していると思います。ノコギリクワガタも近所で野外採集できるクワガタですが、産卵させるのはコクワガタより難しいです(去年テキトーにやって失敗しました)。

朽ち木を割って幼虫や卵を見つける「割り出し」という作業は発掘するような面白さがあり、子どもたちにも大人気です。ノコギリクワガタだと朽木に産卵することが少ないので、その点でもコクワ押しです。

コクワガタは小型のため、飼うにしてもエサが減りにくくマットが汚れにくいので、世話がラクという点も気に入っています。

また、産卵セットの組み方や幼虫の飼育方法の基本はオオクワガタと同じだそうなので、いずれオオクワガタを繁殖させてみたい場合の練習にもなります。クワガタの幼虫飼育は一頭ずつが基本ですが、コクワガタは多頭飼育も可能で、菌糸ビンで飼育して大きく育てることも、安価にクワガタ幼虫用マットで飼育することも可能なようです。

コクワガタの産卵セット

コクワガタの飼育方法や産卵セットの組み方については、次のページが参考になります。

コクワガタの飼育【基礎編】飼育からブリードに挑戦してみよう!
今回はコクワガタの飼育についてです。コクワガタといえば皆さん、何だかんだいっても日常において最も見る機会が多いクワガタなんじゃないでしょうか。今回はそんな身近なクワガタ、コクワガタの飼育についてです。コクワガタの基本情報コクワガタってどんな

とはいえ、ここまで本格的にやるとコストがかかるので、以下のようにして安く済ませました。

使用したもの

・ダイソーの産卵木 1 本
・どこかの百均のプラ飼育ケース(一番小さいサイズ)
・昆虫専門店の昆虫ゼリー
・くぬぎの昆虫マット(ホームセンターなどで買えます)

百均でだいたい揃え、コバエと乾燥の防止策としてはフタの内側に新聞紙を挟み込みました。百均の昆虫マットはコバエの発生が心配なので使用しませんでしたが、クヌギを粉砕したマットなら問題ないかもしれません。

もう少しマットにこだわるなら、SANKO の育成クヌギマットがおすすめです。

組み方

産卵木は半日ほど水に漬けると書いている本が多いのですが、上記サイトを参考に、皮をむいて 10 秒浸すだけにしました。子どもが待てないからです。

皮むきはマイナスドライバーを利用すると簡単でした。

この産卵木を、加水したマットにほぼ埋まるようにセットします。マットはガス抜きをしたほうが良いそうですが、知らずにすぐに使用してしまいました。マットや環境によっては発酵して熱くなってしまうことがあるようです。

割り出し

コクワガタのペアを入れて 1 カ月もすれば産卵は終わっているものと思われます。それからさらに 1 カ月もすれば幼虫がそれなりのサイズになっているだろうという見込みで、セットを組んで 2 カ月後に割り出しを行いました。木が飛び散るので、新聞紙を敷き、玄関で大きなプラ容器の中で行います。

産卵木を取り出してみると、少し穴が開いているところや、木くずが詰まっているところがあり、期待が高まります。そっと木くずを払ってみると、すぐに 2~3cm の幼虫が見つかりました!

さらに手やマイナスドライバーで割っていくと、奥のほうからも次々と幼虫が出てきます。割り終えた材の中も、よく見ると何匹か居ます。

つぶさないよう、小型のスプーンですくっていくと、約 20 匹の幼虫を採集することができました。

これをすべて菌糸ビンで個別飼育するとなると結構なコストがかかるので、大き目の幼虫数匹を菌糸ビンで育て、その他の幼虫は分解した産卵木とクヌギマットを使用して育てていく予定です。幼虫が大きくなったら分けて育ててみようと思っています。

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