ノコギリクワガタの産卵セットを組んでみた | 東葛育児録
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ノコギリクワガタの産卵セットを組んでみた

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カブトムシ・クワガタ

息子はカブクワの成虫を飼育するだけでは満足せず、ブリードに興味があるようです。おそらくは、昆虫系YouTubeを見ている影響でしょう。

ノコギリクワガタは去年テキトーに産卵セットを組んでみたのですが、死後も卵や幼虫の気配がなく、失敗に終わりました。

「今年こそは」と野生ノコギリクワガタのペアを入手し、今度は下調べしてから、産卵セットを組んでみることにしました。

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ノコギリクワガタのブリード失敗の原因

去年失敗した理由は乾燥のせいかなと思っていたのですが、調べてみるとそれだけではないことがわかりました。
ノコギリクワガタは、どうやらクヌギの朽ち木を粉砕しただけのマットには産卵しない(しにくい?)ようなのです。

クワガタは、子どもが育つ環境でないと産卵を行いません。

ノコギリクワガタの産卵セット

ノコギリクワガタのようなマットにも産卵するクワガタに産卵させるには、おそらく土(マット)が重要です。

産卵木については、オオクワやコクワと違い、あってもなくても良いようです。昆虫ショップの人に聞いたところ、木の近くに産卵することが多いから、何でもいいので置いておいたほうが良い、とのことでした。

朽ち木に産ませたいのであれば、柔らかめの朽ち木を選び、十分に水に漬けてから使用したほうがいいかもしれません。

産卵セット用のマットは何がいいか?

ノコギリクワガタは本来、朽木の根付近に産卵することが多いようです。このため、発酵が進んでいないクヌギ粉砕マットではなく、熟成の進んだマットが適しています。腐葉土タイプの昆虫マット単独や、それにクヌギマットを混ぜたものがよいとする意見も見つかります。

クワガタ専門店(千葉県北西部なら京成大久保の「習クワ」、谷津の「習志野ドルクス」など)や通販を利用すれば、ノコギリクワガタに合った専用のマットが入手できます。木を原料とし、発酵が進んだ粒子が細かいマットのようなので、これなら確実です。

しかし、もっと手軽に、安く入手できるタイプで代用する場合はどうすればよいのでしょうか。

Amazon で売っているクワガタ虫マットを調べたところ、ノコギリクワガタが産卵しなかったというレビューがありました。

いっぽう、カブト用の高発酵の次のマットには、クワガタが産卵したというレビューや、クワガタの幼虫を飼育しているというレビューが多数あります。クワガタの種類が不明ですが、マットに産むということは、おそらくノコギリではないでしょうか。

カブト用とはいえ、ノコギリクワガタには、クワガタ全般用マットよりも適しているのではないかと思います。産卵に成功したら、購入しようと思っています。

わが家で使用したマット

とはいえ、新たに土を買うのも嫌なので、わが家では、余っていた百均の昆虫マット(腐葉土系)に、クヌギマットを1/3ほど混ぜて使用してみることにしました。あまり微粒子ではありませんが、黒いのでたぶん熟成は進んでいます。

この百均マットはコバエやダニが湧きやすいため、天日に当てて干したうえ、加水してから使用しました。ノコギリクワガタはやや湿潤なマットを好むようなので、握ると固まり、強く握っても水が出ない程度の水分状態にしました。

これを 6cm くらい固めに敷き詰め、その上に樹皮や木を混ぜたマットを 4cm ほど追加しました。

さて、これで無事、産卵するのでしょうか。

9 月頃、結果が判明したら報告したいと思います。

(追記)数日経って産んでいる様子がないため、微粒子のクワガタ用マットで組み直しました。

なお、朽ち木を割ってクワガタの幼虫を割り出してみたい、という場合は、オオクワガタやコクワガタのほうが適しています。コクワガタの産卵・割り出しは簡単に成功したので、お勧めです。

ちなみにノコギリクワガタも、すぐに取り出さずに放置しておくと、育った幼虫が埋め込んだ木に移動するそうです。

(さらに追記)微粒子マットにしてもなかなか産卵しなかったのですが、10月頃になってやっと何個か卵を産みました。11月で小さい幼虫を育てている段階です。

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