ザリガニは生命力が強いので簡単に飼育できますが、意外とやっかいです。
臭うのがイヤだからと屋外で飼っていると、大量のボウフラ発生に悩まされることになります。ボウフラはやがて蚊になり、刺すだけでなく感染症を媒介する恐れもあります。
ボウフラ対策としては、一般的に、頻繁な水換えが推奨されます。
しかし、頻繁な水換えは面倒ですし、ボウフラを完全に防ぐことはたぶんできません。
そこで、私が実践し、ボウフラの発生をゼロにした方法を紹介したいと思います。
ザリガニ水槽のボウフラをゼロにする方法
その方法とは、水槽に網戸のネットを張るのです。蚊が物理的に侵入できなければ産卵されないので、ボウフラは発生しません。
ネットを張る方法はいろいろあると思いますが、参考までに私のやり方を紹介しておきます。
ボウフラ対策ネットの作り方
木の枠に網戸を張り、水槽の上に載せられるようにしました。エサやりなどで世話をするときは簡単に取り外すことができます。30 分もかからずに作成できました。
こんな感じです。
用意するもの
網戸のネット:ホームセンターで小さいサイズを 3 百円くらいで買いました。
1×4 材:何でもよいので、ツーバイフォー(2×4)材の半分の厚みの木材を使用しました。ホームセンターで長さ 182cm の材が 2 百円程度と割安で、加工しやすいのが特長です。ある程度の自重もあるので、水槽に載せるだけでピッタリと網を張ることができます。ただし屋外では劣化しやすいので、長く使うには、腐りにくい木材を選択したり、防腐剤入りのペンキを塗ったりすればいいと思います。
クギ:家にあったもので。50mm のコーススレッドを使用しました。
タッカー:木に打てる強いホチキスです。網戸を木枠に固定するのに使いました。
作り方
説明するまでもありませんが、一応。
- 水槽の大きさに合わせて木材をノコギリで切ります。合わないと困るので少し大きめに作りました。
- 木枠を作ります。インパクトドライバーなどで四隅を釘 2 本ずつ使って固定します。
- 網戸ネットを木枠より大きめにハサミで切ります。
- タッカーを使い、ネットを 10cm 間隔くらいで固定します。枠の上面ではなく外周面で止めたほうが、隙間ができにくいと思います。ネットは一辺を固定したら、引っ張りながら反対の面を固定します。完成です。
使用した結果
このボウフラ対策ネットを設置して数日後、ネットを開けた途端に大量の蚊がいっせいに飛び立ったので驚きました。設置前からいたボウフラがすべて羽化し、網の裏にくっついていたようです。
その後、ボウフラは完全にいなくなり、蚊を見ることはなくなりました。
臭くなるので水換えは必要ですが、個人的には満足です。水換えは、こんなグッズを使うとラクになりそうです。