ニワトリを飼うことは意外と魅力的です。犬や猫より飼育しやすく、卵(と肉)を得ることができるからです。早朝に「コケコッコー」と鳴く雄鶏は住宅街では迷惑ですが、数羽の雌鶏だけなら鳴き声はあまり問題になりません。
そこでペット兼卵用としてニワトリを飼育しようと検討していたのですが、雌雛の入手方法には意外と苦労させられました。昔は夜店で販売されていましたが、今はペットショップで探しても意外と見つかりません。
鳥を多く扱っているペットショップに行ってみましたが、ニワトリはたまに入る程度で、ウズラしか販売されていませんでした。問い合わせてから訪問することをお勧めします。
基本的にヒヨコが店頭に並ぶのは育てやすい春の時期が中心のようですが、2021年には鳥インフルエンザの影響でペットショップなどへの移動に制限がかかり、特に店頭に並びにくくなったようです。
かつてはジョイフル本田の大型店でヒヨコ(ボリスブラウンと名古屋コーチンなど)を購入したり予約注文したりすることができましたが、2024年に改めて問い合わせたところ、もう取扱いの予定はないとのことでした。
そこで入手方法をさらに調べたところ、次の方法が見つかりました。
ペットショップで入手する
一部のペットショップでは散発的にヒヨコが入荷することがあります。特に、郊外のカインズやコーナンなどの大型ホームセンターに入っているペットショップでは、春を中心にボリスブラウンなどの雛が入荷しています。
鳥に強い大型のペットショップでは、鶏の雛を扱っていることはまれですが、ペット人気の高い烏骨鶏やチャボなどの雛は扱っていることも結構あります。
このようなペットショップを探すなら、X(Twitter)がお勧めです。希望の品種名と入荷などのワードで検索すると、入荷情報が見つかることがあります。入荷は突然決まるようで、すぐに売り切れてしまうことが多いようです。
ペットショップで入手すると、ワクチン接種済みだし、育て方を確認できるので初心者にも安心です。用品やヒヨコのエサもいっしょに購入できます。
にわとり交換会を利用する
以下のサイトでは、ニワトリやヒヨコの交換情報が掲載されています。
ウコッケイやチャボもよく取引されているようです。
ただし、素人では雌雄の判別が難しいためか、雌のヒヨコを指定して購入することは困難なようで、ずっと募集中のままになっている投稿も多々あります。
孵卵場から購入する
千葉県の東のほうなどには、Googleマップなどで検索すると、いくつか孵卵場があります。基本的には養鶏場向けに大量の雛を供給するところですが、一般向けに少数の販売を行っているところもあるようです。
予約して平日の特定の時間に受取に行く必要があるなど、ペットショップよりは制限がありますが、多くの品種を扱っていたりするのでよいかもしれません。
秩父に買いに行く
以下の「アライふぁーむ」では、雛の販売を行っています。常に販売しているとは限りませんし、仮注文後に埼玉県秩父市まで受け取りに行かなくてはなりませんが、雄雌を指定できるので、行ける方にはお勧めです。

また、今確認した時点では、一般的な品種である名古屋コーチンやボリス・ブラウンは扱っておらず、烏骨鶏(ウコッケイ)、アローカナ、岡崎おうはん という種のみを販売しています。
ニワトリ・ヒヨコを飼育する前に
ニワトリ・ヒヨコを初めて飼育する場合は、飼育対象のことをよく知る必要があります。しかし、ニワトリ飼育に特化した本はなかなかありません。
以下の本は、家庭でのニワトリ飼育に必要な知恵が網羅されています。外敵に襲われない鶏小屋のつくり方やニワトリの生態、庭先養鶏の実例など、とても参考になることが多いのでお勧めです。
ヒヨコを迎え入れる際にまず必要な物については、以下の記事で紹介しています。
最後に、わが家に迎え入れたボリス・ブラウンのヒヨコの画像を紹介します。
生後約一週間です。

追記:外敵に襲われない鶏小屋のつくり方については、こちらの記事で補足情報を書きました。