船橋アンデルセン公園は周辺に森が多く、園内にも広葉樹が多いため、当然ながらカブトムシがたくさんいます。
夏にアスレチックをしていると、そこらじゅうでカブトムシの死骸を見つけることができます。これらはカラスに食べられたカブトムシたちで、腹部を失ってもまだ動いている個体に会うこともあります。
今年も 7 月に行ってみたところ、軽く探しただけでオスのカブトムシを 2 匹捕まえることができました。ここでは、アンデルセン公園でカブトムシを捕まえる方法を紹介したいと思います。
平日に行くか、休日なら開園直後が狙い目
船橋アンデルセン公園でカブトムシを採集するにあたって考えておきたいことは、開園している日中に見つけなければならないことと、採集者が多いことです。
特に休日は人が多いので、目立つところにいるカブトムシはすぐに採集されてしまいます。しかし、園内は広いので、それでも採集は可能です。
アンデルセン公園でカブトムシがいそうなところは、里山の森が残された「自然体験ゾーン」です。ここがメインになりますが、クヌギなどの広葉樹が多いところならどこでも見つかる可能性があります。死骸がたくさん転がっているところは、少なくとも夜間や高所にはいるのでしょう。
ただし人目に付きやすいところでは鳥や子どもにすぐに捕まるため、そうは見つかりません。わかりやすいポイントで捕まえるには、人が少ない平日か、まだチェックされていない開園直後の時間帯が狙い目です。
平日には、アスレチックの遊具の影に隠れたつもりになっているカブトムシを見つけたことがあります(ローラーすべり台付近)。
採集者が少ないときであれば、森の中でアスレチックをしながら物陰をチェックするだけで、カブトムシを見つけられるかもしれません。
混雑時の採集方法
人が多い休日などに探す場合は、まだチェックされていない場所に隠れているカブトムシを見つけ出す必要があります。カブトムシは夜間活動した後、近くの隠れやすいところに潜ります。とはいえ地中深くに潜るわけではなく、体が隠れる程度で落ち着きます(特にオス)。体が完全に隠れていなくて、おしりが見えていることもあります。
この性質を利用して、カブトムシが居そうな広葉樹の根本付近を探るのがおすすめです。
木の根元をスコップで掘る方法もありますが、土を掘るのは大変な割にあまり見つかりません。柔らかい、いかにもカブトムシが居そうな通路沿いの木の根元の土はたいてい掘られた跡があり、朝いちばん以外は期待できません。また、この方法は木にダメージを与える恐れがあるので、掘った土は元に戻す必要があります。
土を掘るより、まだ荒らされていない落ち葉の下や物陰を中心に広く探るほうが効率的です。樹液が出ている魅力的な木があれば、夜に集まっていたカブトはどこに隠れるだろうかと考えながら広範囲をチェックします。大きなクヌギやコナラはチェックされていることが多いので、他の広葉樹も、根元の周囲くらいは探してみると良いかもしれません(実績あり)。
木から少し離れていても、落ち葉が大量にあるところをガサガサするだけで見つかることもあるようです(それで採ったという話を聞きました)。
あると便利なもの
日中カブトムシを捕まえるのに虫網が必要になるケースはほとんどありません。虫かごさえあれば、木の棒を拾うだけで探せます。
しいて言えば、落ち葉の下に隠れているカブクワを探す場合、お砂場セットのプラスチックの熊手のようなものがあると便利だと思います。これなら、昆虫を傷つけることなく、細かい場所も手早く探ることができます。これで掘れないくらい固い土は、探すだけ無駄です。
ただし、ぶっといミミズやゴキブリなどが出てくることもあるので、触れたくないなら、軍手を着用したうえで長い棒きれを使うのもお勧めです。軍手は、カブトムシを素手で触れない場合にも、虫除け、危険防止にも役立ちます。
次の写真は、違う場所ですが、日中、クヌギの株元の落ち葉をどけただけで見つかったノコギリクワガタです。ちなみにアンデルセン公園ではクワガタを見つけたことがありません。たぶん居ますが。
最後に、林の中に入るつもりなら、蚊やケガの対策として、それなりの格好は用意したほうがよいでしょう。長ズボンと虫除けは、あるのとないのとでは全然違います。
アンデルセン公園なら、汗をかいても水遊びができるのでいいですね。
なお、カブトムシを飼育し、卵を産ませたい場合は、ちゃんとした土を購入することをお勧めします。百円ショップで購入したら、牛糞が入っているのではと思うような商品もあったので。。
快適に飼育できるケースやエサについては、以下の記事で紹介しています。