市川市動植物園の近くの大町自然観察園では、毎年夏にホタル観賞会を行っています(公式の詳細情報はこちら)。
最近はショッピングモールなどでドーム内でホタルを見るイベントを開催していることもありますが、都心近くで野生のホタルを観察してみたいという場合にはお勧めです。
何度か行ったことがあるので、どのような感じなのか紹介したいと思います(今年は息子が「ホタルはぜんっぜん好きじゃない」と言うので行く予定はありません…)。
期間と時間
2018 年 7 月 21 日土曜~ 8 月 5 日日曜(月曜は休みです)
この期間は、閉門時間が午後 8 時半まで(入園は 20 時まで)と延長されます。
この頃の日の入り時間は 19 時前ですが、暗くなってホタルの光が観察できるのは 19 時半くらいからでしょう。あまり早く行ってもホタルは見えず、長く待つことになるので、暗くなってきた頃にさっと行って帰るのがお勧めです。
駐車場から往復すると 30 分くらいはかかるので、閉門時間にはくれぐれもご注意を。
場所
市川市動植物園がある大町公園のうち、バラ園と自然博物館の間の辺りがホタルの生息地になります。動物園外なので、入場料はかかりません。
ホタル観賞会の期間中はみんな同じ方向に向かって歩いており、「ここからホタルが居るのでライトを消してください」と言う人がいるので、行けばわかります。会場でホタルは広範囲にいるので、場所取りなどは不要です。
アクセス
市川市動植物園のアクセスのページが詳しいです。電車やバスでも行けないことはないですが、本数が少ないので車がお勧めです。
動植物園の駐車場(観賞会期間の夕方以降は 300円)から小道を歩くと 10 分くらいで現場に着きます。途中、トイレや自動販売機はあったと思います。19 時までは、現場に近い自然博物館でトイレや授乳室を使うことができます。
この場所のホタルについて
ここのホタルは、放虫を行っていない、谷津田に生息する野生のヘイケボタルです。
ホタルというと清流にいてカワニナを食べるゲンジボタルが有名ですが、それとは別種です。ヘイケボタルは、水田などの多少汚れた水域にも生息している、1cm 以下と小型の種です。幼虫はエサとしてモノアラガイなどを食べているそうです。
ホタル鑑賞というと光が乱舞しているようなイメージがありますが、ヘイケボタルはあまり密度が高くならないため、ところどころで、「あっ、いる」という程度です。期待しすぎるとガッカリするかもしれません。
とはいえ、暗くなってきて初めてホタルの光を見つけたときは嬉しいもので、暗闇から子どもたちの歓声が上がります。
その他メモ
・蚊がいるので虫除けは付けていきましょう。
・夕立に備えて傘もあったほうがいいようです。
・スマホ撮影は難しいと思います。
・曜日によっては人が多く、暗いので迷子に注意してください。
・小さい子どもは抱っこして長距離を歩くことになるかもしれません。
・舗装されていない道を歩くので、懐中電灯もあると安心です(観察場所では消灯する必要があります)。