千葉県北西部のカブトムシ・クワガタ【生息地のヒントと採集方法】 | 東葛育児録
スポンサーリンク

千葉県北西部のカブトムシ・クワガタ【生息地のヒントと採集方法】

※当サイトは、商品またはサービスの紹介・適格販売により収入を得るアフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイトなど)に参加しています。詳細...

カブトムシ・クワガタ

カブトムシ、クワガタはいつの時代もこどもに大人気です。雑木林が減ったため昔ほどは捕れなくなりましたが、自然の残る千葉県北西部には捕れる場所がたくさんあります。しかしながら、具体的な場所を明かすと荒らされたり捕れなくなってしまうので、すべて公開するわけにはいきません(すでに有名で広大なポイントについては紹介します)。

ここでは、生息地のヒントと、おすすめの捕まえ方を紹介したいと思います。

スポンサーリンク

カブトムシ・クワガタのいるところ

クヌギの雑木林が有名でわかりやすいポイントですが、人口の多い千葉県北西部では、わかりやすく入りやすいスポットは捕られすぎて見つからないことが多いです。行ってみてもトラップのゴミだらけでがっかりすることもよくあります。

比較的知られていないスポットを自分で探すのは、よく捕れる方法であり、楽しみでもあります。そんなの面倒臭いという人は、ググって有名ポイントを探すか、夏に虫取りをしている子供に聞いてみてください。

広葉樹林を探す方法

私がポイントを見つける方法としてお勧めするのは、Google マップなどの航空写真です。空から見て森とわかるところには、小規模なところでもだいたいカブトムシなどがいます。100m 四方くらいの規模であれば、環境によりますが期待できます。針葉樹や竹林だけでは望み薄ですが、広葉樹が混在していたり、果樹園が隣接するような林であれば、十分に生息している可能性があります。

一番どこにでもいるのがコクワガタで、クヌギ・コナラのない桜林で見つけたこともあります。

航空写真で見て近所に森があれば、地図に切り替えて、そこが何なのかを確認します。ストリートビューで樹種を確認できることもあります。私有地に立ち入ることはできませんが、大きな公園や、「〇〇民の森」、市民キャンプ場などであれば採集が可能です。

ただし、松戸市の「21世紀の森と広場」や市川市の「大町自然観察園」のように採集が禁止されているところもあるので注意が必要です。とはいえ敷地外での採集までは禁止できないため、夜間や早朝に付近を散歩すれば見つけることはできるかもしれません。

果樹園付近もおすすめ

千葉県北西部は、白井市、市川市、船橋市など、梨畑がたくさんあります。この梨畑は実は、カブトムシやクワガタがたくさんいるスポットでもあります。梨屋さんがカブトムシを販売していることが多いのは、梨畑を歩いていればたくさん見つかるからです。腐った果樹の放つ臭いが成虫を引き寄せるのでしょう。

わが家の近所の梨畑に面する道路では、カブトムシとコクワガタ、ヒラタクワガタの成虫や死体を見たことがあります。その梨畑の周辺に大きな森はありませんが、馬糞などの有機質肥料を積んでいるところにカブトムシの幼虫がいたり、伐採した木を置いているところにクワガタの幼虫が育っていたりするのかもしれません。

梨畑には、中に入って採集することはできません。しかし、夜間や早朝、周辺で虫が集まりそうなところを散歩がてら確認すると、運が良ければ見つけることができます。また、朝、比較的早い時間に梨狩り体験をすれば、落ちて腐った梨などにくっついているカブトムシ・クワガタを見つけられるかもしれません。

おすすめの採集時期と方法

カブトムシ

カブトムシの成虫が活動するのは、主に梅雨明け、7 月中旬からお盆までです。成虫を探そうと思うと、事前に樹液が出ている箇所を下調べしたうえで暗くなってから探す必要があり、危険で困難です。

そのため、森の入り口などにバナナトラップを仕掛ける方法が人気です。トラップは、バナナと黒砂糖、焼酎、カルピスなどを適当に混ぜ、ジップロックに入れて半日以上放置し発酵させて作ります。ストッキングに入れて吊るす方法もありますが、回収が面倒なので直接塗るほうがおすすめです。

入ったら出られない構造のトラップを置いて朝に回収する方法もありますが、トラップは臭いうえ、ゴキブリや蛾、スズメバチなどが集まることもあります。仕掛けたトラップをそのまま放置することは絶対に止めましょう。

夜間に見に行くことが難しい場合は、夜明け直後でも OK です。見逃した場合でも、日中にはトラップ近くの落ち葉の下などに隠れている可能性もあります。

一番おすすめの採集方法は、GW 前後 1 カ月くらいの期間に幼虫を捕まえることです。この時期は幼虫が地面の近くに上がっていることが多く、腐葉土をためているところや、腐りかけた広葉樹が放置してあるところが見つかれば、木を転がしたりするだけでデップリと太った幼虫が見つかることがあります。

この時期、カブトムシの幼虫は 30g 前後と相当に大きいので、ハナムグリやカナブン、コガネムシなどの幼虫と見間違えるリスクも小さくなります。サナギになって成虫になる様子を観察することもできます。短い期間にこれだけの変化を成し遂げる変態には驚きです。

なお、カブトムシはいる場所では結構な数が発生するため、最盛期であれば日中でも意外と簡単に見つけられます。

カブトムシがいることで有名な「ふなばしアンデルセン公園」や「船橋県民の森」は、広いうえに日中にしか入れないため、乱獲されにくいポイントです。日中(特に朝)にカブトムシを探したい場合にはうってつけの場所ではないでしょうか。

船橋県民の森では昆虫採集自体が禁止されているとのことです。誤って紹介してしまい申し訳ございません。観察するだけならお勧めです。

参考 ふなばしアンデルセン公園でカブトムシを捕まえる【日中の採集方法】

クワガタ

YouTubeの動画などでは木を蹴るとパラパラ落ちてきたりしますが、この方法では捕れた試しがありません。無風時など、条件が良くないと厳しいのかもしれません。私がよく捕まえている方法は、主に次の 2 つです。

初夏の林を見回る

クワガタは実はカブトムシより早い時期に活動を開始しています。コクワガタは 6 月初旬頃から、ノコギリクワガタは 6 月中旬頃から見つかる確率が高くなります。7 月中旬からはカブトムシが多くなり、採集者も増えてくるため、それまでの時期のほうがむしろ見つけやすいくらいです。

コクワガタとノコギリクワガタは日中でも活動していることがあります。樹液にいれば簡単ですが、樹液が見つからない場合や、樹液にいない場合は、日中の休息場所を探します。ノコギリクワガタは高所の葉の裏に隠れていることが多いようですが、これを捕まえるのは困難です。

一番見つけやすいのが、木の根元付近です。わざわざ土を掘らなくても、大きな根の影や落ち葉の下で見つかることがよくあります。土を掘る方法は面倒だし、木が弱ってしまうのでお勧めできません。もし掘った場合は、必ず土を元に戻すようにしましょう。

次の画像は、2018年にクヌギの根元の落ち葉をどけて見つけたノコギリクワガタです。

林沿いの道路
夜散歩していると、林沿いの道路にクワガタが落ちていることがよくあります。風のない蒸し暑い夜は、特に多い印象です。そんな日は、ライトで足元を照らしながら散歩してみるとよいかもしれません。

昔は自販機の前やライトの下によく居たものですが、最近はどこも LED ライトになり、虫が集まりにくくなったように思います。まだ LED 化していない照明が林の近くにあれば、おすすめです。田舎にあるコンビニ周辺もまた、明るいので狙い目です。

早朝もおすすめですが、鳥に食べられてしまうので、夜明け直後から 6 時くらいまでの時間に探す必要があるでしょう。

参考 2021年7月の昆虫採集:夜の散歩で見つけたノコギリクワガタ

カブトムシ・クワガタムシについてもっと知りたい場合にお勧めの本は、次の記事で紹介しています。

カブトムシ・クワガタムシに関するお勧めの本
カブトムシやクワガタムシに関する本はいろいろありますが、求めている情報が意外と載っていなかったりと、注意が必要です。 ここでは、お勧めの書籍について紹介します。 『小学館の図鑑 NEO 昆虫』 これはカブトムシに特化した図鑑ではありませんが...

なお、カブトムシを飼育し、卵を産ませたい場合は、ちゃんとした土を購入することをお勧めします。百円ショップで購入したら、牛糞が入っているのではと思うような商品もあったので。。

快適に飼育できるケースやエサについては、以下の記事をご覧ください。

コバエを発生させないカブトムシ・クワガタの飼育方法
カブトムシやクワガタを飼育していてやっかいなのが、コバエです。コバエが侵入して卵を産むと、アッという間に大量羽化してしまいます。 ここでは、コバエを発生させずにカブトムシ・クワガタを飼育する方法を紹介したいと思います。工夫しだいで制御できま

参考
千葉県北西部で採集できるクワガタの種類
コバエを発生させないカブトムシ・クワガタの飼育方法

タイトルとURLをコピーしました