千葉県北西部にはスズメバチが結構います。カブトムシなどを求めて樹液を探していると遭遇することが多いのですが、もし遭遇してしまったときは、どうすればよいのでしょうか。
刺されないために
まずはスズメバチの習性を理解することが重要です。Wikipedia には、習性から刺されないための対応まで詳しく説明されています。
ただし詳しすぎるので、刺されないためにできることを簡単にまとめると次のようになります。
・巣や縄張りに近づかない。樹液も縄張りになるので、居たら近づかない
・大声で騒がない
・手で振り払わない
・黒い服を着ない
・香水を付けない
・飲みかけのジュースやアルコール飲料を外に放置しない
・襲ってきたら姿勢を低くする
そんなわけで、私は見かけたらしゃがんでその場を離れるようにしています。警戒行動をとり周囲を飛び回られたことは何度もありますが、今のところ刺されたことはありません。なお、春より秋のほうが攻撃的で接近してくることが多いようなので、より注意が必要です。
もし刺されたら
もし刺されてしまったら、次のようにしましょう。
- まずは追加で刺されないよう逃げることが大事です。スズメバチを刺激しないように離れましょう。
- 吸引器を使って毒液を体外に出します。ない場合は傷口周囲を圧迫して絞るのもありです。口では吸わないこと。
- 水があればしぼりながら流水で洗い、なるべく冷やして、安静にします。
- 抗ヒスタミン軟膏かステロイド軟膏などがあれば塗ります。尿は効きません。
- 救急車などを利用し、直ちに医療機関を受診しましょう。
なお、過去に刺されたことがあるなどアナフィラキシーショックの危険が高い場合は、病院に相談してエピペンを入手しておいたほうがよいでしょう。
以下のようなものもあったほうが安心です。
トラップの効果は?
スズメバチについては、ペットボトルを使ったトラップが考案されています。特に春に仕掛けると女王蜂を捕まえることができ、個体数を減らすことができると言われています。具体的な方法は、検索すればたくさん見つかります。
私も庭に仕掛けようかと検討したのですが、次の理由でやめました。
・トラップの匂いでハチを呼び寄せてしまう可能性がある
・生態系のバランスが崩れ、他の虫が増える
私はやめましたが、近所で異常に増えてしまっている場合や、安全な場所にトラップを仕掛けられる場合などには有効かもしれません。