鶏飼育にはエサと水は不可欠なので、どのような給餌器(きゅうじき)や給水器を使うのかは重要です。
ここでは、試行錯誤の末にたどり着いた、わが家のニワトリに使用している給水器と給餌器を紹介したいと思います。
ヒナにお勧めのニワトリの給水器
わが家でヒヨコを飼うときに最初に購入した給水器は、以下の商品です(クリックでAmazonページに飛びます)。
ペットショップの店員に聞いて勧められたものです。
ヒヨコには少し大きい気がしましたが、「すぐ大きくなって水もたくさん必要になるから」というので大き目を購入しました。実際すぐに大きくなったので、小鳥用を買わなくて正解だったと思っています。
この陶器製の給水器は、以下の利点があります。
- 自重があるので倒されにくい
- 飲み口が小さく溺れる心配がない
ただし、以下の欠点もあります。
- 陶器なのでぶつけると割れる
- 自重があるので倒されにくい
- 内部を洗いにくい
- 敷物(チップや土など)が混入しやすい
それでも、利点を考えると、自宅内でヒナを飼育する際には良い選択だったと思います。
中雛から成鶏にお勧めのニワトリの給水器
ヒヨコが育って鶏小屋で飼育するようになると、陶器の給水器の欠点が目立つようになります。
倒されることもあるし、何より、下に土を敷いている場合、蹴った土が入ってしまい、すぐに汚れるだけでなく、塞がって飲めなくなってしまうこともあります。
水切れは何としても避けなくてはなりません(特に夏)。
そのため、鶏小屋では上から吊るすタイプの給水器を探すことにしました。
通常、上から吊るすタイプの給水器というと、以下のようなものになります。
しかし、これは直径が約 35cm もあり、あまり広くない鶏小屋に設置するとスペースを取って窮屈になってしまいます。
そこで考えたのが、以下のように、サイホン式の給水器に針金を巻いて吊るす方法です。
最初はこのサイホン式給水器を地面に置いていたのですが、やはり土は入るし、倒されることもあります。
そこで 10cm くらいの高さの台(木箱)の上に置いて針金で固定することで改善しましたが、それでもトラブルはありました。
最終的に、写真のように針金を使って 3 方向から支えるようにして吊るすようにしたことで、トラブルはほとんどなくなりました。
倒れにくいように、小屋内の壁面に接するように吊るしています。
汚れず場所も取らないので、お勧めです。
お勧めのニワトリの給餌器
鶏の給餌器(餌入れ)は何でもよいと思うかもしれませんが、これも意外と重要です。
鶏は食べるときに顔を振るため、エサが飛び散ります。そのため、ただ皿や容器にエサを入れるだけだと、エサが飛び散ってロスが多くなってしまうのです。
給餌器にこだわることは、エサの節約にもなるわけです。
わが家で最初に使用した給餌器は、実は先ほど給水器として紹介した、コバヤシのサイホンです。
この商品の Amazon レビューに「本来は水入れだけどエサ入れにも使える」と書いてあったのを見て、しばらくの間、餌入れとして使用していました。
本来の用途ではないけど餌が飛び散らないので良いと思っていましたが、ある時、ニワトリのトサカ周辺の羽根がハゲていることに気づきました。
観察していると、どうやら、狭い入口に頭を突っ込んでせっせと餌を食べるときに頭をぶつけているようでした。短時間の水飲みなら問題なくても、やはり餌入れとして使うべきではないのでしょう。
そこで結局、鳥用品の専門会社であるベルバード(eバード)が販売している給餌器を購入することにしました。
飛び散りを抑える構造をしていて、上から吊るすことができるので地面の土が混入することもなく、お勧めです。
2羽で 2kg サイズで 6~7 日もつ感じです。
ハゲもすっかり治りました。