- 子供が小学生の間に非常時の連絡用としてケータイをもたせたい
- 通話とSMSができればよく、LINEもカメラも使えなくてよい
- とにかく安さ重視!
という条件でスマホを探してみました(2024年10月時点)。
まずは機種を探してみると、docomoの現行のキッズケータイとして、次の3機種が見つかりました。
KY-41C
SK-41D
SH-03M
このうち一番安いのは「SH-03M」で、docomoで新品を購入した場合は1万4千円台で購入できます。
Amazonなどでは新品で1万円前後でした。
私は別に新品でなくてもよいので、メルカリで探したところ、3千円くらいで美品が購入できました。色や状態にこだわらなければ、もっと安く購入することもできます。
続いて、通信契約について検討します。
なお、SH-03MはeSIM専用のため、eSIMに対応している通信会社との契約が必要です。
格安SIMでSH-03Mは使えるか?
まずは格安SIM(格安eSIM、MVNO)でSH-03Mが動作可能かをクチコミなどで調べてみました。
すると、SH-03Mで使えない格安SIMもいくつかあるようでしたが、ドコモ系の回線を使用していて、eSIM・音声通話に対応している格安SIMであれば、概ね利用できるようでした。
IIJmioでSH-03Mは使えるか?
親の私はIIJmioを使っているため、まずはIIJmioでSH-03Mが使えるかどうかを調べてみました。
公式の対応機種リストには記載がないものの、使えそうな感じではあります。
これなら、2ギガのプランで家族割で税込750円で利用できます。
しかし、SH-03Mを格安SIMで使えるかを調べているときに、「docomoの最安プランのほうが安く利用できる」との情報を発見しました。
ドコモの月額550円プラン
docomoの安いプランは月額550円ほどで、「キッズケータイプラン」と「irumo」の2つがあります。
どちらも似たようなプランではありますが、細部が異なり、キッズケータイプランではSMS送信料と家族間通話が無料になるなど、キッズケータイプランのほうのメリットが多いようです。
しかし、中古の対応機種でキッズケータイプランを申し込むにはドコモショップで対面で契約する必要があり、それがなかなか面倒です(キッズケータイプランの公式詳細ページ)。ドコモショップは近くになかったり、手続きに時間がかかったりします。新規契約手数料がかかるのかどうかもよくわかりません。
一方、irumoではオンラインで契約が完結するし、契約手数料もかかりません。
契約後に問題が見つかったらすぐに解約することもできます。親がdocomoでない場合、家族間通話無料は関係ないので、ラクに手続きを終えたい私はこちらを選択することにしました。
irumoでSH-03Mは使えるか?
気になるのは、irumoの対応端末リストにSH-03Mが記載されておらず、対応していないとの情報もある点です。
「まぁ、最悪使えなかったら解約すればよい」と思い、試しに契約してみることにしました。
初め、契約はデスクトップPCでしようとしたところ、カメラなしのPCでは本人確認ができなかったため、スマホから申し込むことにしました。
スマホでは割とスムーズに10分ほどで契約でき、7分後にはeSIMが利用できるようになりました。
SH-03M側の設定にやや手こずりましたが、合計30分ほどで通話とSMSを使えるようになりました。
080から始まる番号も取得できています。
irumoでもSH-03Mで通話とSMSは可能です!
なお、「イマドコサーチ」(税込220円)は利用していないのでわかりません。
ちなみに設定で少しわかりにくかったのは以下の点です。
SH-03MのeSIM設定に必要なEIDはどこ?
SH-03Mの操作でEIDが見つからず、調べてみたところ、ケータイの外箱側面のシールに記載が見つかりました。
SH-03MのeSIM設定に必要なWi-Fiはどこから設定する?
eSIMの設定にはWi-Fi接続が必要ですが、SH-03MではWi-Fiの設定項目が見つかりません。
調べると、「保護者メニュー」→「ネットワーク」→「SIM情報設定(高度な設定)」から設定できました。
SH-03Mに電話するとすぐに切れる?
開通後すぐに親のスマホから電話をかけてみたところ、つながりません。
irumoではやはり非対応だったのかと不安になりましたが、これはただの勘違い。
キッズケータイなので、「連絡帳に登録のない番号からは自動で着信拒否」する設定になっていただけでした。
SH-03Mはいろいろなところで購入できますし、契約もかんたんなのでお勧めです。