車で子どもと聴きたい音楽 CD 3 選

育児

ヤマハ音楽教室によると、子どもの「聴く力」が最も発達するのは 4 才から 5 才にかけての時期だそうです。

だからと言って、聴覚を育てるために、必ずしも音楽教室に通う必要はない、と私は思います。

保育園の送り迎えや外出時などに車で音楽を聴くことも良い体験になるのではないかと。

特に、世界基準の名盤を耳にしておくことは、貴重な経験になるのではないでしょうか。

ここでは、私が子どもに聴かせたいと思う CD を 3 枚紹介したいと思います。たまたまですが、全部英語です。

デヴィッド・ボウイ『ハンキー・ドリー』

子どもに聴かせる良い音楽というと童謡とかクラシックが良さげですが、童謡はそこらで聴く機会があるし、クラシックは静かな室内で聴く分にはよくても騒音の多い車内では不向きだと思います。

そこでお勧めなのが、2016 年に亡くなったデヴィッド・ボウイの 1971 年に発表された名盤アルバムです。

デヴィッド・ボウイというアーティストについては何となく存在を知っていても、しっかりと聴いたことがある人は、現在の日本の親世代では少ないのではないかと思います。しかしその音楽的才能は疑いがなく、イギリスの音楽雑誌 NME では、ビートルズやマイルス・デイビスを抑え、「史上最も影響力のあるアーティスト」に選出されています(英語ソース)。

また、世界的にいかに大きな存在であったかは、公式のデヴィッド・ボウイへの追悼コメントまとめを読めば、よくわかります。

そんなデヴィッド・ボウイは『ジギー・スターダスト』を筆頭に数々の名盤を残しているのですが、なかでも『ハンキー・ドリー』を推すのには訳があります。

なぜなら、

・ピアノと唄を中心とする、激しくない楽曲が多い
・メロディが秀逸
・子どもが口ずさめる曲がある

からです。

そして、子を持つ親の気持ちを歌った曲(トラック 2)や、子どもに対するボウイらしいメッセージ・ソング(トラック 5)があることも、非常に共感が持てます。トラック 5 「Kooks」の歌詞はこちらで的確に和訳されているので、一読をお勧めします。

また、トラック 4 「Life On Mars?」は子どもには難しいかもしれませんが、名曲中の名曲として知られた楽曲で、さまざまな感情が刺激されます。奇抜な外見に囚われることなく是非聴いてもらいたい一曲です。

息子が 4 才の時に聴かせてみた反応はというと、いつも車でだまっていることがないほどおしゃべりなのに、CD をかけている間は珍しくじっくりと聴き入っていました。

それから何度かかけてみて、息子が自然に歌い出した最初の曲は、2 曲目の「Oh! You Pretty Things」でした。歌いやすいのは 1 曲目「Changes」かなと思っていたので意外でしたが、子ども心に気持ちいいサビなのかもしれません。

なお、デヴィッド・ボウイというと俳優としても活躍しており、なかでも坂本龍一、ビートたけしと共演した大島渚監督の『戦場のメリー・クリスマス』は日本映画屈指の傑作だと思います(音楽も含めて)。ついでに、北野武監督の『キッズ・リターン』も現実的で面白い青春映画として最高です。どちらも子どもには早いですが。

ザ・ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』

次にお勧めするのは、多くの音楽評論家が史上最高のポップ・アルバムと評価している名盤中の名盤です。

Rolling Stone 誌の「500 Greatest Albums of All Time」でも 2 位に選出されています。

わかりやすい名曲は 1 曲目の「Wouldn’t It Be Nice(邦題:素敵じゃないか)」くらいですが、何度も聴くと最初から最後まで名曲揃いであることがわかります。

特に 7 曲目(B 面 1 曲目)の「God Only Knows(邦題:神のみぞ知る)」は、ビートルズのポール・マッカートニーが史上最高の曲と評したほどの美しい名曲です。

次の動画は、作曲者ブライアン・ウィルソンを含む超豪華なアーティストによるカバーです。ファレル・ウィリアムス、エルトン・ジョン、カイリー・ミノーグ、スティービー・ワンダー、ワン・ダイレクションなどが参加しており、原曲の良さを再認識させてくれます。

息子に聴かせたところ、「クリスマスの曲?」という反応だけでしたが、「止めて」とは言われないので、悪い印象はないようです。

『バナナじゃなくてbananaチャンツ』

これは音楽アルバムではありませんが、英語のリスニング力とスピーキング力を育てたい場合に最適な CD 付の本です。

日本語で日常的に使われるカタカナ英語や和製英語と、ネイティブの正しい英語との違いを学ぶことができ、英単語を 178 語も覚えることができます。音楽に合わせていっしょに発音するようになっていて、英語を使う仕事をしている者としてお勧めできる内容です。これとフォニックスを学べば、英語の初等学習はばっちりでしょう。

昔読んだブルーバックスの本によると、ネイティブのような発音になれる学習開始年齢の上限は、たしか 11 才くらいです。急ぐ必要はありませんが、英語教室に通って週に一度 30 分くらい英語に触れるより、毎日少しずつ英語に触れ、継続したほうが効果的だと思います。

なお、わが家で実際に車でよく聴く音楽は、子供向けのアニメや映画の主題歌ばかりです。親の趣味や意向を押し付けるばかりではなく、子どもが好きな曲を聴くことも大切だと思う今日この頃です。

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