「シンカリオンてっぱくきっぷ」をご検討の方、必見！
この切符をフル活用して鉄道博物館を 120% 楽しむ方法をご案内します。
シンカリオンてっぱくきっぷとは？
「シンカリオン×てっぱくきっぷ」とは、埼玉県の大宮にある鉄道博物館に東京駅から新幹線で行くことができる、運賃と入館料がセットになったおトクな切符です。
シンカリオン好きな子どもなら、喜ぶこと間違いなしです。
料金：東京都区内発 大人 3,980 円、こども 1,200 円
期間：2018年7月5日（木）～2019年3月31日（日）※休館日（火曜日・年末年始）に注意
未就学児の場合、JR の料金システムと同様で「こども」のチケットが不要なので、150 円の入館料だけで利用できます。
東京都区内からの乗車券が込みなので、千葉県からの場合、総武線なら「小岩」、京葉線なら「葛西臨海公園」、常磐線なら「金町」までの切符を購入すれば OK です。
・有効期間は 1 日なので、宿泊される方はご注意ください。
・「はやぶさ」「こまち」「かがやき」号は利用できません。ただし、同系の新幹線自由席は利用できます（後述）。
詳細については、以下の JR 公式サイトの説明をご確認ください。
シンカリオンてっぱくきっぷの購入方法
この切符は、指定席券売機でのみ販売しています。みどりの窓口では購入できません。
指定席券売機がある駅は次のページで探すことができます。
タッチパネルで最初に「おトクなきっぷ」を選ぶと、1、2回の操作で「シンカリオン×てっぱくきっぷ」が見つかります。
きっぷは当日でも購入できます。購入の際は日にちを指定する必要がある点にご注意ください。
シンカリオンてっぱくきっぷで乗れる新幹線
この切符で乗れる新幹線は自由席のみなので、全席指定席の「はやぶさ」「こまち」「かがやき」号は利用できません。
しかし、同じ車両を使用している各駅停車タイプの新幹線が多数運行されているので、これを利用してゴマカしましょう。
E5 はやぶさに乗るには
シンカリオンの主人公、速杉ハヤトくんが運転するシンカリオン E5（イーファイブ）と同じ E5 系新幹線は「はやぶさ」だけではありません。
東京駅-大宮駅間では、東北新幹線の「やまびこ」、「なすの」で運用されています。
ただし、「やまびこ」、「なすの」には E2 系なども採用されているため、万全を期すには車両タイプを確認する必要があります（後述）。
とはいえ、本数は多めなので、適当に行ってもそれほど待たずに乗ることは可能です。
E6 こまちに乗るには
男鹿（おが）アキタくんが運転するシンカリオン E6（イーシックス）と同じ E6 系新幹線も、「こまち」だけではありません。
「やまびこ」と「なすの」でも、E5 または H5 系と連結された形で E6 の新幹線に乗ることができます。
つまり、E5 と E6 の両方を体験できます！
ただし、本数は少ないので、狙った時刻に乗る必要があります。
お勧めの列車は、以下のとおりです。
東京 8:48 初の「やまびこ 43 号」：やや早い時間ですが、E5 と E6 が連結された、自由席のある車両です。
東京 9:16 発の「なすの 255 号」：これも E5 と E6 が連結された自由席のある車両です。ただし、この列車では後述するミニ運転列車に乗れる時間が遅くなってしまう可能性があります。
E7 かがやきに乗るには
大門山（だいもんやま）ツラヌキくんが運転するシンカリオンE7（イーセブン）と同じ E7 系新幹線も、「かがやき」だけではありません。
北陸新幹線の「はくたか」、「あさま」もすべて同様の車両を使用していて、自由席を利用することができます。
お勧めの列車は、東京 9:04 発の「あさま 605 号」です。私はこれを利用しました。余裕で座れるくらい空いていました。
E7 系の本数は多めなので、適当に行ってもそれほど待たずに乗ることができるでしょう。
車両タイプを確認する方法
ジョルダンの時刻表には、「やまびこ」などの横に「（E5/H5系）」の記載があるので車両タイプを確認することができます。
ただし E6 が連結されているかどうかはわからないので、これは市販の時刻表を見るか、以下のサイトなどを参考にご確認ください。
なお、JR サイトの時刻表では車両を確認することはできません。ただ、クリックして詳細を見たときに「グランクラス」の記載があれば、E5/H5/E6/E7系のいずれかであることまでは確認できます。
ミニ列車運転体験の整理券を受け取るには
鉄道博物館では、ミニ列車運転体験が大人気です。大人が同乗していれば小さな子どもでも 200 円で運転士気分を味わうことができるので、小さなお子さんは是非とも体験したいアトラクションです。
これに乗るには、まず整理券を入手し、記載された時間帯に再度受付をする必要があります。ディズニーランドのファストパスのようなものです。
この整理券は、土日などには 11 時前後に配布終了となってしまうそうです。
この博物館の滞在時間は Google によると長くて 4 時間程度。このため、お昼前後の時間帯の整理券を受け取るためには、開場前から並び、真っ先に整理券を受け取りに行く必要があります。配布終了ギリギリでは、整理券をゲットしても夕方になってしまいます。
参考までに、ある土曜に 9:43 に並んだところ、何百人か先に並んでいる人がいて、取れた時間帯は 12:00～12:30 でした。開場と同時に我先にと走って行く親が大勢いますが、結果はあまり変わらないので、危険のないように進みましょう。その日は 11 時半まで整理券が残っていたそうです。
整理券の配布場所は、入場したら左側にしばらく進んだところです。みんな考えていることは同じなので、他の人や案内に従って行けば迷うことはないと思います。
・一人で複数枚の整理券を受け取ることはできません。
・1 枚の整理券で 1 車両、3 人まで乗ることができます。
・同一時間帯に取得できる整理券は 2 枚までです。
東京駅何時初の新幹線か
昼頃までの整理券を受け取るためには、東京駅を何時に出発すればいいのでしょうか。
開場 15 分前の 9:45 に着くためには、大宮駅 9:40 発のニューシャトルに乗る必要があります。そして、大宮駅の乗り換えは結構距離があります。わが家の場合、トイレに寄って 7 分かかりました。
こうして逆算すると、東京駅を 9 時頃までに発つ必要があります。
上記にお勧めの列車を掲載しておりますので、ご参考までに（変更される場合があるので各自ご確認ください）。
鉄道博物館の食事事情
鉄道博物館で驚いたのが、食事場所が意外と多いことです。キッズスペースが近くにあるハンバーガーのファストフードから、新幹線弁当、高級レストランまで多様なランチスポットがあり、座席も多く確保されています。
土曜の 12 時台でも空いているテーブルがかろうじて残っていたので、あまり心配する必要はないかもしれません。
ただ、駅弁は昼過ぎになると売り切れていたので、どうしても食べたい場合はご注意ください。
安く済ませたい場合は、駅前のミニストップなどで購入して持ち込み、ランチトレインを利用することもできます。
てっぱくラインもおすすめ
ミニ運転列車に乗れても乗れなくても、「てっぱくライン」なら予約なしで無料で乗ることができます。E2 系「はやて」をモデルにしたミニ車両で、2 駅間を 20 分間隔で運行しています。
これに乗る場合、キッズプラザ横の駅の乗り場が混んでいる場合は、奥のキッズライブラリー付近の駅から乗ることをお勧めします。25 名前後で満車になるため、次の次の列車に乗ることになると長時間待たされるからです。奥の北駅は空いています。
鉄道博物館は非常によくできた鉄道のテーマパークであり、いろいろと楽しめる工夫がされていて、満足度は高かったです。
最後に、私が行ったときはなんと、世界最速の検測車両「East i」が大宮駅に止まっていました！
息子に言われるまで気づきませんでしたが。。。
